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北沢栄
『2030年の世界 時空間世界の拡大』

産学社■本体2200円+税

生成AI時代にわたしたちはどう生きればいいのか?
大河に似た世界史の流れが、想定外の新たな方向に転じた。
新型コロナウイルス・パンデミックを引き金に、数年にわたり世界に大変異が続いた、との歴史認識は、内外の大方の人々に共有されるだろう。
この2020~23年のほぼ4年間に、世界の旧来の歴史は激しく軋みながら軌道を変え、別の世界に変貌していったのである。
この類例のない世界的変異は、「疫病の大流行」、「核大国による武力行使」、「急進化したAI技術」が中心となって引き起こした。
衝撃的だったのは、これらがそれぞれに強烈な破壊力を持っていたためだ。
本書は以上の視点に立ち、鼓動する時代状況を活写し、世界史の流れの中に生起した独特の現代社会・文化現象を浮き彫りにしようと意図した論考である。



*目次

はじめに

I  欲望と意思が経済を動かす
  
資本主義の原動力/自己超越欲求/欲望追求の人類史/デジタル資本主義の勃興/シェアリング・エコノミーの衝撃/想像力の働き/好奇心と意識の拡張/無意識の躍動/集中と気晴らし/実務能力の進化/真・善・美の追求/天然痘ウイルスが仏教を広める

II 時空間意識の拡張
  
瞬間の永遠/メタバースの新世界/NFTの歴史的衝撃/仮想空間の拡張/メタバースの罠/想像力が生む新世界/タイムスリップを随意操作/不幸の刺激

III 技術崇拝とAIの進化
  
身体の拡張/技術はどこに向かうのか/ゲームの超達人/フィンテック金融時代/マルチモーダルAIへの道/悪魔が生んだコロナ/原発は悪か/技術崇拝で固まる原発ムラ/技術パワー vs. 内なるパワー/意識を持つAIマシン/技術の善玉と悪玉/戦争の性質変える/IT国際参戦

IV 生成AI時代
  
AIの風景変わる/関係性で学習力強化/権力構造の変化/AI vs. 人間労働/監視国家の現実/AIは人間を支配するか/スマホの魔術/デジタル・アジテーション/Qアノン事件/分断言語/超監視社会

V 明日の世界 渦の中の、漂流と脱出
  
コロナの一大衝撃/檻の中の囚人/ソーシャルディスタンスで接触喪失/AIへのコロナの影響/デジタル民主主義の成否/監視国家が脅かす「自由のインフラ」/未来社会のシナリオ

V 明日の自分 終わりに、美しさありき
  
パラダイムシフトを迫る/究極の安全網ベーシックインカム(BI)/BI実験は増加の一途/ニクソン米大統領も賛同/BIの財源問題/時代の産物としてのBI/不確実な自分という存在/美の追求者たちの意識/精神エネルギーの方向変化

おわりに




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