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北沢栄
『町工場からの宣戦布告

産学社■本体1600円+税

「北鎌倉湧水ネットワーク」の野口稔氏のブログで紹介していただきました。
フリーライター飯嶋洋治氏のブログで紹介していただきました。

本書の内容はこちら

『町工場からの宣戦布告』に多くの反響が寄せられました。その一部をご紹介します。


*書評・新刊紹介
  • ベストブック・月刊ベルダ(2013年6月号)
    貸し渋り、貸し剥がし、為替デリバティブの罠…。優越的地位を利用した銀行の横暴と、それに立ち向かう中小企業経営者の姿を描いた「実話小説」。
    主人公の湊京太は、東大阪市の電気部品メーカー「ダイア産業」の経営者。ダイア産業は大手電機メーカー日芝の下請けとして長年、堅実経営を続けてきたが、その日芝が中国シフトを思い切って進めたことで、売り上げが激減してしまう。 湊はメーンバンクの「いなほ銀行」長田支店に支援を依頼するが、ダイアの苦境を知ったいなほ銀行は、貸付金利の引き上げを通告し、さらには貸付金の一括返済を要求。俗にいう貸し剥がしに走り始める。
    金策に駆けずり回る湊。サブメーンの「リスム銀行」と政府系金融機関の支援を得たことで一息つくが、そこで再び難題が持ち上がる。 いなほ銀行に勧められた為替デリバティブ取引で損失が発生したのだ。 港は契約書に判を押したわけではなかったが、いなほ銀行は「海外の投資銀行とすでに契約している」と譲らない―。
    町工場の中年経営者が、次から次へと降りかかる火の粉をどうやって振り払ったのか。その一部始終を描いたのが本書。 実話がベースだけに、そうそうドラマチックに話が展開するわけではないが、主人公の家庭の事情といったサイドストーリーにも工夫がこらされている。
    実話小説というから、モデルとなった企業や銀行は実在するのだろう。作中登場する企業名から、ある程度は類推することができるが、いなほ銀行の支店長が「どこ行っても同じですよ」と嘯く場面があるように、この手の話はどの銀行に掃いて捨てるほどあるに違いない。 つまり珍しくないので、マスコミでは報じられることは少ない。
    本書はそれを小説として読ませることで、中小企業の実情、銀行の本音、デリバティブ取引の仕組み、グローバル経済の意味、といった経済専門誌にしか載っていないような情報をわかりやすく解説する役割も果たしている。
    著者は共同通信ニューヨーク特派員などを経て、長年フリージャーナリストとして活躍。金融、特別会計、公益法人問題に詳しい。 『公益法人 隠された官の聖域』(岩波新書)など多数の著書がある。

  • 共同通信社・Kyodo Weekly(2013年4月22日号)
    下請け企業の経営者が、メガバンクの巧妙な「貸し剥がし」や「デリバティブの罠」に遭い、窮地を切り抜けていく衝撃の実話小説である。
    「貸し渋り」に加えて「金利の引き上げ・期間短縮」や「借り換え時の融資額の削減」を通告され、銀行が勧めるデリバティブに手を染める。解約を申し出ると「国際的な契約でキャンセルは不可能」と脅され、解約清算金の計算根拠も「公開していない」とにべもない。
    安易に契約した経営者にも問題ありだが、デリバティブそのものが複雑だ。多くの中小企業が泣き寝入りさせられている。「領収書も発行しない」となると、犯罪的ですらある。
    日本の全企業数の99%は中小企業で、うち7割は赤字だから日本中で毎日この種の問題が起きているのだろう。
    銀行には不良債権の処理で12兆円余りの公的資金、つまり国民の税金を注入。まだ返却中だが、赤字の銀行は法人税が免除だ。しかも「ゼロ金利」で国民は銀行を助けている。
    著者は共同通信社で経済部、ニューヨーク特派員を経て、国際金融問題に詳しい。「厚生労働省独立行政法人・公益法人等整理合理化委員会」の座長で報告書をまとめ、税金の無駄遣いの問題でも積極発言している。
    日本経済を支える中小企業の厳しさと銀行の社会的使命をあらためて考えさせられた。

  • 福音と社会(2013年8月31日発行)
    すでに『銀行小説 バベルの階段』(総合法令)を上梓している著者が、銀行の冷徹な非人間性を見事に描いた作品である。本書のサブタイトルはずばり「メインバンクの貸し渋り・貸し剥がし、『デリバティブの罠』と戦い抜いた中小企業経営者の物語」。さらに帯のキャッチコピーには、「マスコミでは報じられないメガバンクの冷酷無情と中小企業の決死の対決を抉る! メガバンクが仕掛けた罠を白日の下に曝す衝撃の実話小説!」と本書の狙いと内容を表現している。
    実話小説とあるように、経営者でもある著者が、自己の体験に基づいて金融機関とのやりとりを再現しており、資金繰りを巡る銀行との交渉場面は生々しく、小説中の登場人物を通して生き生きと表現されている。現実的切迫感を感じさせる語り口に、“過去”を思い起こす経営畑の読者も少なくないのではないか。目次建てにしてからが、第1章 祈り、第2章 崩壊、第3章 冬の旅、第4章 デリバティブ、第5章 「他行に行っても同じですよ」、第6章 魔の活断層、第7章 リーマン・ショック…と生傷を抉るようなドキュメンタリータッチ。「第8章 出発」を読み終わったときようやく読者は愁眉を開くことになる。
    この経済小説の背景理解をするために、佐和隆光著『市場主義の終焉―日本経済をどうするのか』(岩波新書)と、堀内昭義著『金融システムの未来―不良債権問題とビッグバン』(同)の2冊を読むことをお勧めしたい。マクロ的視点に立ってこの小説が書かれた背景を、金融・経済の面から理解することができるだろう。ミクロ的視点としては、登場人物の対話がリアリティーに富み、ときに友好的、ときに敵対的な会話を通して、中小企業と銀行を巡る状況が生き生きと表現されていることに驚かされる。中小企業の経営者が会社を守るため、いかに金融面で苦労を積み重ねているかがよく分かるノンフィクション的小説である。正体不明のアベノミクスに躍らされてバブル期の轍を踏まないために、また現代日本が内包する社会の一面を理解するうえでも、ぜひご一読をお勧めしたい書である。(評者は日本大学教授・高橋章氏)

  • 月刊誌・ニューリーダー(2013年5月号)
    支店長は言った。「他行に行っても同じですよ」。デリバティブ、貸し渋り・貸し剥がし、リーマン・ショック…。マスコミでは報じられないメガバンクの冷酷無情と中小企業の決死の対決を抉る。 メガバンクが仕掛けた罠を白日の下に曝す実話小説。

  • 月刊誌・リベラルタイム(2013年6月号)
    日本を代表する大企業・日芝。2年連続の赤字に焦った社長の「方向転換をして、グローバル経営の仲間に入らなければならない」という一言により、大改革が始まる。 その改革とは、製品の部品を作る請け負い先を、中国に移管すると言うこと。そのために、突然、半年後の委託契約の打ち切りを通告されたダイア産業。 経営者の湊京太は、父の代からの付き合いであった日芝からの、突然の通告に苦悩する。 70名の従業員を抱え、会社を支えていくために奔走する湊だったが、追い打ちをかけるかのように、銀行は、契約打ち切りで業績が悪化すると見込まれるダイア産業に対し、貸し渋り・貸し剥がしの措置をとる。 さらには娘が家出、そのショックから妻が病を患うという、不幸が重なる。
    マスコミでは報じられないメガバンクの冷酷無情と、中小企業の決死の対決を克明につづった実話小説だ。




*読者の反響
  • 銀行の内部についてよく書けている。登場する銀行の支店長はF銀行のノンキャリアではないか。Fならああいうことをしただろう。デリバティブの手口とか反省点など、支店長会議でこの本を読ませたいと思う。 元頭取に渡して読んでもらう。(元みずほ銀行役員)

  • (銀行員として)銀行内部のことがリアルにかかれてあって、驚いた。リーマン・ショック前後の状況がよく分かる。国債の購入を増やしていたことも事実だし… まじ、(読んで)よかったです。(男性、東京都)

  • きのう、「町工場からの宣戦布告」を読みました。知らない世界の話でした。文章はなかなか巧みです。銀行がそのうち、世界を滅ぼすでしょう。(男性、神奈川県)

  • 感動した。(銀行員として)デリバティブは小説の通りで、5年とか7年の契約になっていていずれ円高の波が来るから、(銀行側は)得する仕組みになっている。 いまは円安になって状況は変わったが、長い目で見るとまた円高になるだろう。銀行の内情もうがっている。(男性、東京都)

  • すごい面白かった。中小企業の立場に立って書いていることと、大阪にいる普通の生活者たちの言葉が使われていて、世代の違う人々、外国人帰化者など、生き生きと表現されていました。
    こういう、実話も含めた中小企業のBOTTOM UPの立場からの物語をシリーズで書いたらいいと思いました。(女性、米国)

  • こんな面白い経済小説もあるのかと、夢中でお読みしました。またゆっくり感想を書かせていただきます。(女性、東京都)

  • ぐいぐい引き込まれ、一気に読了です。痛快な新著でした。
    真綿で首を絞めるかのように貸しはがし、借り手の弱みにつけ込んでデリバティブのわなにはめこんでいく銀行の行状は、リーマン・ショック前後のありふれた姿だったのでしょうね(現在も?)。 マーク・トウェインの「晴れた日に傘を貸し・・・」は、今に生きる名言と納得します。 ・・・だましの金融技術から逃れた経営者はまれなのだろうと思いますが、この本が多くの人に示唆を与え、導きの糸となることを期待しています。(男性、神奈川県)

  • 途中までは一種の既視感で読めたけど、デリヴァティブが登場するに及んで緊張した。思うに、経済記者として、戦後の高度成長期からオイル・ショックまでは、銀行も産業育成、日本の復興に尽くす使命感のようなものがあったし、我々もそれに賛同して付き合ってきた。 その間の浮き沈みも当然のこととして受け入れてきた。しかし、或る時から変わったのですね。金融資本主義の跋扈、跳梁で、それとともに小生には金融界のことが分からなくなって、完全に今はシロウトです。 この本はそうしたシロウトに読んでもらいたいけど、果たして読者は見付かるでしょうか?昨今の本離れ、マンガ本の横行、インターネットのつまらぬ書き込みの応酬、殆ど絶望的です。
    それにしても、これで金融資本はどこへ行くの?今でも、資産家のカネを狙った商品が次々登場しているし、詐欺的な、投機的なものが幅を利かせているけど。今の相場などは完全にカネ余りのバブルに近付いているよ。 それにしても、デリヴァティブの解説、有り難う!(男性、茨城県)

  • 「湊」(作中の主人公)の心理と行動、良く書かれています。また、銀行の「天気の時は傘を貸すが、雨になると、その傘を取り上げる」という理不尽の行動、いわゆる「貸し剥がし」についても良くその状況が書けていると思います。
    私の経験では、「貸し剥がし」よりデリバティブの被害の話を良く聞きます。友人の会社では、銀行が薦める「デリバティブ」を契約し、最初の6カ月くらいは儲かったが、それ以後ずっと赤字で大損をしたという話を聴きました。
    「貸し剥がし」という阿漕な銀行の行動への批判、論評や随筆ではストレートすぎるので、創作という形を借りたと言うのがこの作品の意義だと思います。(男性、東京都)

  • 当時(リーマン・ショック前後)の時代状況が手に取るように分かってよかった。銀行のやり口の実態を知ってあこぎだとあきれた。家族の問題も出て、ドラマ仕立てになっている。テレビドラマになればよいと思う。(男性、東京都)

  • 臨場感に富む話の進展にひきこまれ、また主人公の心意気と教養も面白く、かつ緊張感もあり、一気に読ませていただきました。そして最後にホッと和ませられるのもいいですね。(男性、山形県)

  • リスム銀行(作中の市中銀行)のように本来あるべき投資や人と人との信頼関係を重んじるくだりには、私自身の心の底にある気持ちを代弁してもらったような爽快感が持てました。(男性、千葉県)

  • お世辞抜きで「面白かった」というのが正直な感想ですが、集められた資料の「量」も然ることながら、その「質」の高さには、文字通り「脱帽」です。
    デリバティブをはじめ、昨今の金融事情は教えられることばかりでしたが、とにかく驚いたのは、元・銀行員の端くれだった私が読んでも、銀行の支店と本部の関係、本部MOF担のこと、中小企業への基本的「見下し姿勢」などなど、私が在職していた昭和40年代と、基本的に何一つ変わっておらず、「そうだそうだ、その通りだ!」と、肯いたり感心したりの連続でした(男性、東京都)

  • 冷酷な銀行経営がよく分かり、勉強になりました。関係者の心理描写もさすがです。(男性、東京都)

  • バブル崩壊以降のデフレの中、湊(作中の主人公)らのような中小経営者は本当に苦労の連続が続いています。でも、本書を読んで、中小経営者が勇気をもらって、日本経済の活力につながっていくのではないかと思います。(男性、東京都)

  • 貸し剥がし、デリバティブなど中小企業の問題がビビッドに書かれて引き込まれます。(男性、東京都)

  • ふだんは滅多に報道されない、中小企業の親会社やメインバンクからの圧迫状況をえぐり出している。画期的な中小企業小説といえるだろう。経営者の自殺や個人保証問題にも踏み込んでおり、中小企業を取り巻く経営環境がよく分かった。(男性、愛知県)

  • 面白く一気に読了しました。とくに主人公の湊と銀行のやりとりが興味深かった。湊が一発殴ってみせる場面があれば、スッキリしてもっとよかったと思う。(男性、千葉県)

  • 何がよかったかと言うと、湊のひたむきな生き方です。湊の生き方、経営の続編を読みたい。(男性、茨城県)

  • 小説として、面白く読みながら社会情勢も良く分かり、勉強になりました。単なる作家ではなくて、ジャーナリストだからこそ書ける内容だと思いました。(女性、東京都)

  • なんといっても、エンディングがよかった。悪い事件が続いたが、最後が爽やかだった。(女性、東京都)

  • システム(金融)の悪を実行している組織の人間に悪いことをしている実感がないから、デリバティブ詐欺を集団でやるようなことになる。これが小説の隠されたテーマではないか。(男性、東京都)

  • 中小企業にとってサバイバル情報が一杯盛られてある。表向きデリバティブに注意が向かう金融小説の形を取っているが、本当は中小企業問題に手がかりを与える中小企業小説ではないか。 中小企業のオーナーに読んでもらいたい。(男性、千葉県)

  • 息を飲ませる筋書きに惹きつけられる。財務省に不良債権を迫られる大手銀行の事情を考えれば、貸し剥がしまでは納得できるが、為替デリバティブやファンドは、明らかに行き過ぎだろう。(男性、東京都)

  • 先ほど最終章「出発」を読み終えました。さわやかな後味を感じました。一時は不幸の連続かなり「参った」状況からの晴れ晴れしいエンドでほっとさせられました。
    「他行に行っても同じですよ」(銀行支店長のセリフ)は痛快です。BIS、金融庁の指導がこれを生んだともいえましょうが、金融も担うのが「人」です。うちでは違いますといった沼田氏(作中の良心的な銀行員)に読者は啓発されるでしょう。ぜひ金融庁幹部に読んでいただければと思います。今早朝5時、おかげさまでさわやかな夜明けを迎えることができました。(男性、神奈川県)

  • 幅広い知識や教養と古い時代からの経験が文章の随所に散りばめられて美しく、わかりやすく、面白く、一気に読み終えました。読後胸がスーッとしました。どこかで映画化してほしいですね。(男性、千葉県)

  • 金融の大きなシステムの大変貌に飲み込まれ必死に這い上がろうとするビジネスマンの物語である。大きな者、恵まれた者、強い立場の者の中に、いつの間にか順風を自らの力と勘違いし小さな者、恵まれない者、弱い立場の者に対する傲慢な心が表面に現れ、みずからの不合理、不条理の行為を気がつかなくなる。
    社会的勝者にとってはONE OF THEMでも、社会的敗者にはALLなのである。著者はこのポイントを押さえた勧善懲悪的、いわゆる驕れるもの、久しからずの逆転の結末となっている。
    勧善懲悪といっても人間は初めから色分けされているわけでなく、環境にたいする立場が逆転したら人生が入れ替わるかもしれないという意味での平等性、強者の労苦を知った上での小説に深みがある。(男性、東京都)

  • 銀行側の内部事情もよく描かれ、貸し渋り・デリバティブ事件が深彫りされていて素晴らしい。リーマン・ショック前後の金融資本主義の暴走ぶりが分かる。感動した。(男性、千葉県)

  • 銀行の為替デリバティブの描写が真に迫ってきて久しぶりに血が熱くなりました。また、下請けや中抜き問題の苦悩がにじみ出ています。湊京太(主人公)は困難に直面するたびにいろんな工夫をしてピンチを切り抜け、その体験を余すところなく身に着けてきました。 「イッシー(湊のあだ名)あっぱれ」でした。いなほの桜内(作中の銀行支店長)「ざまー見ろ」溜飲が下がる思いです。同じ悩みを持つ多くの人たちが共感することと思います。(男性、千葉県)

  • 今回の経済小説には色々と教えられることが多く、そして、恐ろしい世界だなと感じました。
    中小企業の経営者が、銀行の「貸し渋り」に加えて「金利の引き上げ・期間短縮」や「借り換え時の融資額の削減」などの重圧に押されて、やむなく銀行の勧めるデリバティブに手を染めていく経緯が生々しく迫ってきました。 しかも、途中で解約を申し出ると「国際的な契約だからキャンセルは不可能」と理不尽な答。さらにデリバティブは解約ができないことが大前提であるから「解約清算金は高い」と脅す。 デリバティブについて十分な説明がないままに、どうかした弾みに契約行為に走った自分が悪いと主人公は反省するが、そもそもデリバティブというものが素人に分かるはずがない。その上、解約清算金の計算根拠を問い質しても「公開していない」とにべもない返事。 更に、「領収書も発行しない」となると、こんなことが許されるのかと銀行の行為に義憤を感じました。(男性、広島県)

  • 「町工場からの宣戦布告」という題が気に入りました。取材力、正義感に乾杯!(男性、東京都)

  • 中小企業の大変さがよく分かった。中小企業の経営者に読んでもらいたい。(女性、東京都)

  • 登場人物の表情と内心が文章表現から浮かび上がってきて興味深く面白く拝読いたしました。大変な力作ですね。(女性、神奈川県)

  • 今回の本は大変面白くすぐ読み終わりました。起・結も素晴らしく、内容も良く(中略)売れて当然と思います。(男性、東京都)

  • 一気に読了しました。「デリバティブ」という言葉こそ知っていますが、実際にかかわったことがなく実感のない金融商品を小説という形でそのからくりとワナを生々しく教えていただきました。(男性、神奈川県)

  • 時宜にふさわしい設定で、面白く経済小説の域を超えております。(男性、神奈川県)

  • デリバティブが悪か否かは意見の分かれる所ですが、その被害の大きさには絶対見過ごせない恐れを感じております。その中で銀行員がそのリスクをカムフラージュしながら売り込まねばならぬ辛さ、苦しみにも光を当てた効果も大きいと思いました。(男性、大阪府)




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