縁あって、30数年をコンピュータに関わって生きてきた。
マイルストーンの一つである「還暦」が大きく見える年齢になった時、これまでの経験を活かし、社会的に意味があり、そして、おもしろい事業をしたいという思いに駆られ、2000年12月に友人・知人90人の参加を得て「プテラネット株式会社」を立ち上げた。
インターネットを基盤とする最先端テクノロジーと、もっとも人間臭い分野をインテグレートすることで、これまでにない市場の創設を目指し、4つのメインプランと10ばかりの予備プランを準備し、スタートをした。
そのうち2つのプロジェクトは、大量の単純労働者を必要とするので、社会的弱者(高齢者、ハンデキャッパー、路上生活者、受刑者など)に就業機会を提供するものとしてプランした。
簡単に説明すると、一つは、毎年100万個以上処分されている中古事務用家具を、清掃・補修して、インターネットを通じて積極的に再利用を進めようとするものである。他の一つは、行政が管理している樹木にICチップを搭載した管理カードを取りつけ、管理を容易にするほか、そのカードから発信される情報を携帯電話で受信して日本中を仮想「植物園」とし、さらに、GPSに代わる位置情報提供システムとしようとするものである。
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2002年8月、「ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法」が施行されたのを機に、雇用を図る社会的弱者の主体をホームレスに置き、プランの手直しをし、実現に向けて本格的活動を開始した。以来、このプランを抱え、ほとんどの中央官庁、東京都及び区の関係部署、神奈川県の県庁やホームレスの多い横浜市や川崎市を訪ね、企画意図を説明をし、助力をお願いする行脚を続け、ほぼすべての自治体に顔を出した。
その結果をひとことで言うなら、「総論賛成、各論敬遠」であろうか。事前に電話でアポイントを得て訪問しようとしたら、ほとんど「忙しい」ことを理由に断られた。しからばと直接訪問に切り替えたが、だいたいが立ち話。対応してくれるのも、何の決定権もなさそうな職員、といった状況が続いた。もちろん、管理職が熱心に対応してくれた自治体もあった。彼らが積極的に動けないのは、ホームレス問題が全省庁に跨る問題であり、既存の法が互いに矛盾する現実が顕在化し、何よりも、突然施行された法には予算の裏付けがない、という現実が阻害要因となっているからである。
このような現状から、新法が施行されたとはいえ、プロジェクト実現への道はたいへん険しい。新法に各省庁から自治体までが協力して当たるように明記されてはいるが、その程度で日本の官僚組織が長い間維持に努めた縦割り行政の仕組みが変わるとは思えない。
しかし、ホームレスやその予備軍と目される人は増え続けており、プランの早期実現はまさに正念場を迎えている。今年は、蟷螂が斧と言われようが、何と言われようが、果敢に前に進めるつもりである。
小生の現状を知った、株主でもある友人の、「その日記をブログで発信すれば、あるいは展望が開かれるかもしれない」との囁きにのり、この奮戦記を書くことになった。
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昨2003年12月23日から始めた日記の一部をこのホームページで公開し、その後は、ブログ形式に切り替え、逐次アップするつもりである。原則として、前日の行動をアップ、その折々に全体のプランや小生の考えなどを盛り込んでいこうと思っている。
既に両親は他界し、離婚もした一人身。何かを失うことの怖さはない。残数不明の残りの人生を賭して、プロジェクト実現に向け果敢にチャレンジしていきたい。
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